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夏を制する受験勉強

七月。時間の足りない受験生にとっては、気の焦る時期です。また同時に、夏休みに心ざわめくのか、勉強が手につかなくなる受験生も少なくありません。そのような子供の急変に直面すると、親の多くは、「そんなことでは志望校に合格できない」と、精いっぱいの叱咤激励をします。でも、そのやり方は、厳しい言い方ですが、それほど効果はありません。むしろ逆効果になるケースさえあります。経験で言いますと、勉強に身が入らない受験生に共通しているのが、「受験勉強をさせられている」という心理。一方、親の方も「気分よく勉強をやらせ、良い大学に入ってもらわなければ」との意識が強く、腫れ物に触れるような接し方をしがちです。基本的に、大学進学は、自分が描いた人生を歩むために必要な選択肢の一つにすぎません。

校舎の写真・制服を見る

「学校案内」も、校舎の写真・制服を見るだけでなく、文章をよく読んでいけば、その学校が大切にしているものが見つかるはずです。そしてこうした部分にこそ、他ではなくその学校を選ぶ意味があるのです。一方、わが子にはどんな大人になってほしいのか、お子さんの能力・個性についてご両親で意見交換しながら、職業を含めこの機会に話し合ってください。それには中高時代にどんな能力・資質を養うことが必要なのかを考えてみましょう。そうしたわが家なりの必要条件が明らかになれば、どんな学校がいいかも絞られてくるはずです。「必要条件=物差し」ができれば、世間的な評価ではなく、自分なりの測定ができます。そうした「物差し」を持っていれば、「どこも同じ」と感じることもなくなります。そして願わくば、「社会にとってどんな大人であることが望ましいのか」という、お子さんの個人的幸せから離れた観点で、子育てしていただけたらどんなにすばらしいことかと思います。お父さん・お母さんの世代が、そうした意識で子育てしてくれたら、二○年後の日本の社会はきっと住みやすい社会になるでしょう。

学校によってさまざまな特徴

部活動は、共学校に比べてさまざまな種類があります。もちろん、共学校にも女子はいるので、バスケットボール部やテニス部、吹奏楽部など人気のある部活は、共通してどちらにもあります。クラブのあるなしは、女子校、共学校の違いというよりは、生徒数の違いによることが大きいと言えます。女子の人数が多い女子校のほうが当然クラブの種類は多くなります。女子校の中には、なぎなた・カルタなどユニークなクラブがそろっている学校もあります。最後に、時間割を見ておきます。大学受験に必要な教科など、基本的な教科については女子校も共学校もほとんど違いはありません。違いがあるのは、女子校でしつけや情操教育に力を入れている場合で、そうした学校の時間割の中には「作法」や「茶道」、「華道」、「園芸」の時間があります(学校によっては、全員がお琴を習うところも)。また宗教系の学校ではボランティア活動も盛んです。


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